ひらめのはなし

2019年の12月1日（日）

初めてサーフに行った日

これだと思った

朝4時

友人が家まで迎えに来てくれた

釣り場までは1時間ほど

初めてのサーフということで

あれこれ調べながら道具を揃えた

タックルはショアジギングで買ったコルスナBBと15ストラディックをそのまま使う

ルアーは20gのシンキングミノー（5個ぐらいの安価な色違いセット）を用意した

行きの車内で自分が持ってきたものを伝え

サーフ釣りのアドバイスを聞いた

何を言われたか忘れてしまったが

ルアー軽いかもみたいなことを言われた気がする

1時間後

車のライトに照らされて

なお真っ暗な海に到着

海水浴や潮干狩りで行く

そんな場所で釣りをするんだと思った

周辺には車が2台ほど

人の少なさに感動した

今日は日曜日だぞ

狙えるのは高級魚ヒラメだぞ

こんなにガラガラでいいのか、と

今までの釣り場は人が多かった

釣り公園、漁港など

場所を取るために早起きしなければいけない

後から入ってきた人にストレスを感じることもある

サーフは違った

人が多ければ少し移動すればいいではないか

砂浜はどこにでもある

広大だ

最高だよ

少し日が出てくるまで車内でのんびりして

いざ初サーフ

広すぎる

どこを狙って投げればいいのか分からない

とりあえず一投

リールを巻くと竿がすぐさま振動

なんだ！？と思い竿を立ててリールを巻くが変な振動があるだけで軽い

巻くと振動

合わせるが軽い

手元に帰ってきたルアーには当然なにも付いてない

わけわからんぞ

この現象に頭を悩ませながら続ける

数投目で振動の正体に気付く

底を擦っている感触だと

だがそれが正解なのか間違っているのか判断がつかない

そのまま続ける

飛距離が出ているのか、どこまで飛んでいるのか何にも分からないまま一時間が経過する頃

着水して巻き始めと同時に竿が振動

違和感

慌ててリールを巻く

魚の特有の振動だー！

友人は少し離れた位置にいるため助けは呼べない

ひたすら巻く

何が何だかわからんが

巻いて巻いて

本命のヒラメを釣り上げた

この一匹も嬉しかった

すぐ友人を呼びに行き写真撮ってもらったよ

そのあとすぐに友人も同サイズのヒラメを釣っていた

2人とも簡単にヒラメが釣れてしまうもんだから

そして刺身で食べたヒラメがあまりにも美味しいもんだから

僕はこの日から

ひたすらサーフに通う